先日開催されたUnityカンファレンスイベント『Unite Tokyo 2018』に参加してきました。
今年は今流行りのVtuberキズナアイ、シロが登壇し大きな話題になっていましたが、AR・VR分野もそれに負けないぐらい多数の講演、ブースの出展がありました。
自分は2日目に、AR開発でお世話になることも多いVuforiaに関する講演『UnityでのVuforiaを使用したARの概要』に出席してきました。
その中でVufoliaテクニカルエヴァンジェリストであるVinny DaSilva氏からARを用いた最先端おもちゃ、ゲームの紹介がありました。
おもちゃ好きの自分としては興味があったのですが、講演中は時間の関係で特に詳しい説明はないまま軽い紹介程度だったので、紹介されてたおもちゃを自分で簡単にまとめてみました。
(講演スライドは後日アップされるようです。)
MERGE CUBE
不思議な模様をしたこちらのキューブ。
これをスマートフォンにかざすと、キューブにARが投影されて多様なコンテンツで遊ぶことができます。
宇宙人の住処、お城、万華鏡のような模様、頭蓋骨、仕掛けいっぱいの箱、ゲームコントローラー代わり等。
ただの真っ黒のキューブが様々なインタラクティブな反応を返すおもちゃに変化。
キューブを使ってどんなARコンテンツが作れるか、開発側もワクワクできそうなおもちゃですね。
SwapBots
トーテムポールみたいな見た目のこちらのロボット。
キューブ型の頭・胴体・脚パーツを付け替えて、オリジナルロボットを作ることができます。
組み立てたロボットをカメラで通して見ると、ARでかっこいいエフェクトが表示され、翼や腕、触手が生えてきます。
ロボットを改造して対戦、更にゲーム内で集めたオブジェクトをロボットの周りに配置して、自分だけのロボット空間が楽しめます。
最初見た時、キューブ重ねるって部分がまるで動物戦隊ジュウオウジャーの合体ロボ、ジュウオウキングみたいだなぁと一瞬思いました(笑)
それはさておき、キューブという単純な形を組み合わせて作るカスタマイズ性、ARで武器を表示して頭の中にあるカッコイイロボットを実現するというこのアイデアが個人的にとても好きです。単純なフォルムだけど、どこか心をくすぐるかっこいいメンツ!
ワクワクしませんか!?
OCTAGON STUDIO 4D+ FLASH CARD
こちらはカードから動物や宇宙が飛び出してきます。
教科書をただ読んで学ぶだけではなく、このフラッシュカードから飛び出たオブジェクトを実際に様々な角度から見て理解を深める、教育用のコンテンツですね。
カードの種類は動物、職業、恐竜、宇宙のラインナップになってます。
どれもデザインが綺麗で、とてもARが飛び出すようには見えませんね。
"公式サイト"
HOT WHEEL AUGMOTO
レーシング系おもちゃにもARがやって来ました。
動画ではスマホを使って遊んでますが、走ってるミニカーを操縦してるわけではなく、コース上の障害物などにアクションを起こすことができるみたいです。
また、コース上にはARで小型のヘリロボットが飛んでいたり、走ってるミニカーの光の軌跡が表示されたりと、近未来的なレースを見せてくれます。
スマホ上で相手マシンに攻撃することができ、攻撃を受けたミニカーがコースの特定のエリアで減速・ストップしてしまうみたいです。
プレイヤーは簡単なミニゲームをクリアすることで再走行できるようになります。
コース上を駆け巡る光、相手への攻撃等、なんだかマリカやダンガンレーサー(漫画)の表現が現実化したみたいに感じますね。
以上、Unite Tokyo2018『UnityでのVuforiaを使用したARの概要』にて紹介されたおもちゃでした!
ARコンテンツが再び盛り上がってきて嬉しいし、自分も何か新しいAR×おもちゃ作りたくなってきました!