田植えの季節がやってきました!
このブログでは米作りの様子についてこれまで書いてきました。
苗の種まきの様子と、苗代作りには以前のこちらの記事を参照してください。
苗の種まき作業の様子
苗代を作る作る様子
今回はついに米作りのメインイベントのひとつである、田植え編です。
米作りの特に大事な作業ですから、小学校の体験学習で田植え体験をした方も多いのではないでしょうか?
我が家は毎年田植えはGWの祝日連休全て使って行ってました。
朝7時スタートで始めてもだいたい丸3日はかかる田植え。
以下は去年の田植えの記録です。
(一番最後に蛇の画像あるので苦手な方は注意して下さい)
苗代で大きく育った苗
苗代作業の日から苗はグングンと育ちました。
この苗、ただの草に見えるかもしれませんが、上に軍手を乗せても折れ曲がらないぐらい丈夫なんです。
成長した苗を苗箱から外して田植え機の後ろのトレーに積んでいきます。
一昨年坂道から180度宙返りして肥料をぶちまけて大破した田植機です。
なんとか修理して復活しました。
(何気に乗ってた祖父も宙返りしたけど、着地場所が深い泥でクッションになって助かりました。)
田植えでは泥の中で機械を操縦するので、扱いには十分気をつけましょう。
僕はこの写真撮った二日後の豪雨の中、昼ごはん休憩前に田んぼに落下させました(汗)。
苗箱から苗を取り出す作業
苗の上に農薬を散布します。
付属の紙製の箱で決められた量をパラパラと散布するのですがこの付属の箱が、なかなかに脆い。
苗代で育った苗はかなり強い根を張っています。
この強い根を張った苗を土ごと苗箱から取り出すのですが、手で引っ張るのは大変な作業になります。
そこで活躍するのがこの苗取りボード。
この白い板を苗箱と土の間に差し込みます。
苗の端を持ち上げて、その隙間に一気に苗取りボードを押し込むと、ボードの上に綺麗に苗が土ごと乗ります。
なかなか根が強くて苗取りボードが入らないときは掌で押し込みますが、段々ジンジンと手が傷んできて、感覚が少し鈍ってきます(汗)
下の写真は悪い例。(苗箱から剥がしすぎ。
田植え機に苗を移し替える。
苗取りボードに乗った苗(マット苗と言うらしいです)を田植え機後方のレーンにザーッと流し入れます。
ここでは、レーン上でマット苗が崩れてしまわないように気をつけて乗せます。
また、田んぼの途中で苗を補充できるように、田植機の前方についてる赤い棚にもいくつかマット苗を乗せておきます。
他にも肥料袋(20kg)を運んできて、随時補充しておきます。
必要なものが田植え機に乗せれたら、あとはまっすぐ進んで、田植え開始です!
田植え機が苗を植えてる間にする仕事
田植え機が田んぼで苗を植えてる間、陸にいる人達は田植えを効率良く進めるために雑用をこなします。
田んぼにできた泥のでこぼこ道を無くしておく
田植機が通った部分も折り返して植えていくので、トンボを使って泥を均していきます。
田んぼに入って泥を均すのって、全身の筋肉使ってけっこういい運動になります。
苗の様子を見てあぜ道通りながら補充する
また、田植え機が通るであろう道筋と、マット苗の減り具合を見て、畦道に苗箱を運んでいきます。
平均台ぐらいの狭い土の上で慎重に運んでいきます。
細いあぜ道を荷物持って歩くのはバランス感覚がつくかも?
1m以上の高いところもあるので、足踏み外して落ちないようにします。
田んぼに沈んでるその他の道具を移動させる
田植機が田んぼに入る・田んぼから出るときははしご2つを使って足場を確保。
終わったら泥に沈んでるはしごを引きずり出す。
元々の重量に加え、泥がまとわりついてるので、これが想像してるよりもかなり重いです。
苗代から苗箱を取ってくる
苗代と田んぼの距離が離れてる場合、誰かが車で苗箱を取りに行かなければなりません。
苗箱を切らして作業中断するのだけは避けましょう。
作業中は大声を出さないと田んぼの真ん中で田植え機に乗ってる人に声が届かないので、大声を出して連絡します。
などなど、苗を育てたときとは違い、全身フル可動で色々な作業を全員で協力して、田植えは行います。
休憩中はヘビを見たり野生動物とのふれあい(?)もあります。
以上が、我が家の田植えの様子でした。